院長 筒井 裕介
この治療法に適応する症状
黒クマ×ふくらみ あり
黒クマ×ふくらみ なし
黒クマ×膨らみ(軽度)
軽度の膨らみタイプは、眼窩脂肪の突出がまだ少なく、涙袋と比べて膨らみが低いことがヒアルロン酸注入適応の条件となります。柔らかいタイプのヒアルロン酸を使用して治療します。
黒クマ×膨らみ(中度)
中度の膨らみタイプは、ヒアルロン酸注入での改善が十分に可能ですが、涙袋と同程度まで眼窩脂肪の突出が起きているので、硬いヒアルロン酸で頬の高さを出しつつ眼窩脂肪の膨らみを目立たなくしていく必要があります。図の青色部分に柔らかいタイプのヒアルロン酸、その下の赤い部分に硬いタイプのヒアルロン酸を注入して改善していきます。
黒クマ×膨らみ(重度)
膨らみがとても大きい強度のタイプの場合、まずは経結膜脱脂を中心とした手術療法を検討します。しかしヒアルロン酸注入で改善したいという場合には、頬の膨らみをしっかりと出しつつ眼窩脂肪の膨らみを目立たなくするという方法で治療を行います。図の青色部分に柔らかいタイプのヒアルロン酸、その下の赤い部分に硬いタイプのヒアルロン酸を注入して改善していきます。
黒クマ×膨らみなし(凹みタイプ)
くぼみタイプは、頬骨の突出が少なく、目が落ち窪んで見えるタイプです。通常、目の上も凹みが目立つことが多いです。柔らかいタイプのヒアルロン酸を使用して治療します。
通常ヒアルロン酸は0.01ml単位で注入されます。0.01mlと聞くと非常に少ない量に思えますが、実は、繊細なラインを作り出す美容医療の領域では0.01mlは大雑把な単位なのです。本当に自然なラインを作りだすには0.01ml単位で注入をコントロールする技術が必要で、当院では、この注入法を標準としています。
ヒアルロン酸注入を行う際の重要なポイントは「頬の高さ」です。アジア人は頬前面の高さが低いため、顔を横から見た時に「のぺっと」した感じに見える方が多く、そのような方に、目の下にだけにヒアルロン酸を注入してしまうと、不自然な仕上がりになるリスクがあります。いわゆる「ヒアル顔」です。
頬前面の高さが低い方には、まず高さを出してから、目の下への注入をすることが、自然な形状を作る上で大事なポイントとなります。
ヒアルロン酸には様々な種類があり、作っているそれぞれの会社が、硬さ・粘度・粒子の大きさを変えた特長の違う製品をリリースしています。当院ではクマ治療において最適な製剤を厳選し、各種取り揃えています。また、持続性や安全性、仕上がり具合などを確認する場を定期的に設け、万全の体制で治療を行っております。
〈 状態に合わせて適しているヒアルロン酸を使用しています 〉
・ボリューマXC
・ボリフトXC
・リデンシティⅡ
・ダイアモンドフィール
当院のヒアルロン酸注入は、使用量に関わらず費用は一定になります。状態に合わせて適しているヒアルロン酸を選び、注入しています。
ヒアルロン酸注入後、ヒアルロン酸の吸収力が強いとボリュームがなくなる場合がありますので、注入日より1ヶ月以内であれば微調整を無料で行っています。
施術名 ヒアルロン酸注入
料金 88,000円 (税込)
施術時間の目安 約20分
Comment
ヒアルロン酸注入自体は安全で美容医療では定番の治療となっていますが、ヒアルロン酸は人によって向き不向きがあるものです。カウンセリングの際は、むくみやすいかどうか、脂肪層の水分量が多いかどうかなどを確認し、治療を行えるかどうかを判断しています。
Comment
ヒアルロン酸は約3ヶ月~1年かけて徐々に吸収されるように調整されていますので、定期的なメンテナンスが必要です。治療の頻度を少なくしたい方には「ピュアグラフティング脂肪注入」がおすすめです。