院長 筒井 裕介
この治療法に適応する症状
黒クマ×ふくらみ あり
黒クマ×ふくらみ なし
赤クマ
LIPOCUBE社のNANOCUBEは、密閉された滅菌システム内で脂肪組織を加工する装置です。繊維物質をサイズに合わせて濾過できる幾何学構造の特殊なブレードが付いています。採取した脂肪をキューブ内に通すことにより、繊維質を切ることができ、脂肪組織のサイズを小さくすることが可能です(※国内未承認製品・特許取得済み)
・仕上がりがより自然になる
・術後「シワ」になるリスクがほぼない
・しこりや石灰化のリスクがほぼない
従来の脂肪の加工方法では脂肪をブロック化させるため、注入時に高さを出したい場合に適しています。リポキューブを使用し、マイクロファット化からナノファット化へと加工を重ねることで、硬い線維質が除去された脂肪胞になりますので、凹凸が出来にくく、自然でなめらかな仕上がりを作り出すことが可能になります。
目の下の治療の大きな課題として「術後のシワ」があげられます。シワを増やさずにクマを改善するには、浅い層にも脂肪注入を行うことが必要になります。そのためには小さい粒の脂肪が必要になり、リポキューブが活躍します。
また赤クマのように皮下の筋肉や血管が透けて見えているタイプの方は、脂肪を浅く入れることで改善させる効果もあります。また、笑った時にスジが入るような部位にも脂肪を浅く入れることで、改善させる効果もあり、リポキューブは万能な治療法となっています。
脱脂後の脂肪注入では、ブロック状の脂肪を注入することである程度ボリュームを出しますが、それだけだとなめらかなラインを作り出すことが難しい場合があります。リポキューブを使用しマイクロ化、ナノ化した脂肪を組み合わせて注入を行うことにより、よりなめらかで自然なラインを作り出すことが可能となります。
脂肪の加工方法として、コンデンスリッチやナノリッチという方法があります。基本的なメカニズムは脂肪のナノ化なので全て同じですが、使用目的が変わります。
不要な廃液や血球成分、血漿成分を取り除き、定着率を高める方法で、当院のピュアグラフティング脂肪注入と同じような処理の考え方です。
コンデンスリッチやピュアグラフティングで処理した脂肪を更に細かくナノ化処理する加工を加えたものになります。リポキューブと同じような考え方です。採取した脂肪をナノファット化する方法は他にもありますが、リポキューブでの最終生成物には、多くの細胞が保持されており、細胞の生存率も高い傾向にあります。
Comment
リポキューブオプションをつけても定着率は変わりません。定着率を上げるためのオプションではなく、より自然で滑らかな仕上がりにすること、術後のリスクをより回避することを目的としたオプションとしてご検討ください。