脱脂の後に、脂肪注入が必要な理由
年齢とともに眼窩脂肪が下がり突出してくるように、頬の脂肪も下垂します。脱脂のみでは、足りない脂肪を補うことができず、術後に目の下が凹む原因になります。若々しく自然な目元を作り出すためには、脱脂のみではなく脂肪注入が重要なポイントになります。
脱脂で出来ること(メリット)
目のクマの主な原因は、眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出によってできた「影」です。通常、眼窩脂肪は眼球のまわりに存在していますが、年齢を重ねることでイラストの矢印の方向のように脂肪が突出してきます。経結膜脱脂は、この脂肪を除去することで、膨らみを小さくすることができます。
脂肪注入で出来ること(メリット)
目の下と頬の境目など、脂肪が不足している部位に脂肪を注入し、頬上の脂肪を膨らませまることで凹みが改善され若々しい目元を実現しています。 当院では「ピュアグラフト」を用い、不要な成分を20%以下までに取り除き、生着率を90%程度まで高めています。
術後に凹んでしまうメカニズム
加齢とともに頬の脂肪も下がっている
年齢とともに眼窩脂肪が下がり突出してくるように、頬の脂肪も下がるのが一般的です。頬まわりの脂肪は大きく2つのブロックに分かれますが、若い頃は脂肪の位置は頬骨の高い位置にあり、2つ脂肪がピタっとくっついています。
ですが、年齢とともにこの2つの脂肪が離れて隙間ができ、脂肪の位置も下垂する事が目の下のたるみを作り出す原因であり、頬のたるみの原因にもなっています。
頬のたるみも考慮した治療法
頬の脂肪が下垂している方は、目の下から頬骨あたりにかけての脂肪が足りないため、術後に目の下が凹んでしまいます。こちらの症例写真の左目は、脱脂だけをした状態の目元。右目は、脱脂後に脂肪注入をした目元になります。
脱脂のみの場合(左目) |
目の下が落ち窪んだ印象と、頬が垂れ下がっているのがわかります。その結果、疲れている印象に見えますし、若いという印象を受けません。 |
脱脂+脂肪注入の場合(右目) |
目の下の窪みが涙袋に沿うように形成され、頬がリフトアップした印象になっているのがわかります。左右を比べると右目の方が若く健康的な印象を受けます。 |
クマ取りで失敗しないためのポイント
笑顔も自然な仕上がりにするために
当院では目の下のクマを改善することに加え、涙袋の下の凹みが作り出すニュアンスも調整し、笑った時も自然な仕上がりを目指して治療をおこなっています。若々しく自然な目元を作り出すためには、脱脂のみではなく脂肪注入が重要なポイントになります。
脱脂のみで済む人はいるの?
全ての人が脱脂の後に脂肪注入が必要という訳ではありません。例えば年齢が若く、頬のたるみや頬中央部分に凹みがない(頬前面の骨が凹んでいない)方は、脱脂のみで改善できる場合があります。
院長 筒井より
私自身、40歳を過ぎた頃からクマが出来始めました。眼窩脂肪の突出も年齢を重ねるごとに大きくなり、治療を受けました。 痛みが苦手なタイプのため、極力痛みを感じないようにするための静脈麻酔と、太ももから脂肪を取る際の痛みを和らげるためのエクスパレルという麻酔を使用しました。痛みに関しては身をもって体験していますので、治療中、治療後の痛みが不安な方も是非ご相談ください。
当院のクマ取り治療のポイント
・完全予約制
・治療中、治療後の痛みに配慮
・美しく仕上げる事にこだわった治療法
・翌日には仕事に行けるよう、ダウンタイムの軽減